感謝の気持ちとともに

この田んぼは景観が良くて撮ったわけではなく、実は、その昔実家が管理・運営していた場所である。自分も高校卒業までこの田んぼで収穫の手伝いをした、いわば思い出の場所だ。現在は、友達の両親に引き継いでもらっている。
その、小父さん、小母さんらしき人を見かけたので、この写真を撮った後に、実際の田んぼにお邪魔させてもらい、懐かしさとともに現在の状況なども聞かせてもらった。
小母さんが言うには、「こんな大きな田んぼ(この辺ではこれくらい平坦な田んぼは珍しい)を譲ってもらってホントにありがたい」ということで、さんざんウチの親に感謝しているような口ぶりだったが、こちらこそ、一旦は実家がなくなった時にすべての畑や田んぼも放棄するという手段をとって、廃棄田や廃棄畑にしてもおかしくなかったのに、こうやってウチの田んぼを引き継いで、連綿と稲を作り続けてくれている事に感謝したい気持ちでいっばいだ。
自分が物心ついた頃からあったこの田んぼ。小父さん、小母さんが引退したら、ゆくゆくは友達が引き継いで稲を作り続ける事になる。そうしたら、もちろん写真にも撮るけど、友達の農作業の手伝いもしてみてもいいかな、と思っている。
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by yuji_aizawa | 2004-09-01 22:00 | 2004年夏